2013.10.07
「Googleナレッジグラフ」の強化を抑えておこう
Google検索のナレッジグラフの強化の一環として「こちらを検索する」という欄が表示されております。
今回のコラムでは、この内容について発信をしたいと思います。
実際の表示を確認
まずは実際の検索結果の表示を見てみましょう。下記が「損害保険」と「信託銀行」というキーワードでGoogleで検索した際の結果です。
■Googleで「損害保険」と検索した場合
■Googleで「信託銀行」と検索した場合
右側に「こちらを検索する」の箇所に一覧が表示されているのがわかりますか?
クリックすると、その検索結果の画面に飛びます。今回の仕様変更は「検索キーワードの概念」と「関連する情報」へのリンクを提示するものと考えられます。英語版と違い、日本語版で実装されているものはまだ一部のようですが、現在は「こちらを検索する」が表示されていないキーワードに関しても今後は表示がされるようになっていくと思われます。
Googleはクローラーをセマンティックウェブ(これはサイト内に記述された内容が何を意味するかを表す情報を、ある一定の規則に従って付加してコンピュータが効率よく情報を収集・解釈できるようにする構想を指します)にしようと考えを持っているようです。 クロールして判断した情報を、ナレッジグラフ等のオーガニック検索表示とは別の形で表示し、ユーザーに情報提供をしていく方針かもしれませんね。検索表示に大きな変更があった場合は、コラムで情報発信させて頂きます。
※「Googleナレッジグラフ」についての説明
http://www.google.co.jp/intl/ja/insidesearch/features/search/knowledge.html(Google検索サービスページ)
2012年5月に英語圏でリリースされ、同年12月に日本語対応されました。つながりや関係性を認識するために開発された技術で、世界中の人や場所、ものなどの情報を構造化してデータベースとして格納しています。検索キーワードを「文字列」としてではなく、「現実世界の意味・モノ」と認識することで、精度の高い検索結果をユーザーに提供することができます。Googleが挙げている主要な事項は次の三つです。
①「Find the right thing」(事実を見つけ出す)
②「Get the best summary」(最適な概要を作る)
③「Go deeper and broader」(より深く広くへ)